こんにちは、孔雀です。
この記事では、エックスサーバーで作成した複数のメールアドレスからの受信を1つのメールアドレスにまとめる設定方法について解説していきたいと思います。
エックスサーバーを使っていれば、1つの独自ドメインで無数にメールアドレスの作成が可能です。
ところが、エックスサーバーで複数のメールアドレスを管理しようとすると、以下のような問題が発生してきます。
大量にメールアドレスを作成できる反面、うまく管理できなければメリットを感じることはできません。
今回は、エックスサーバーで作成した複数のメールアドレスから受信されるメールを、1つのメールアドレスにまとめる方法について解説します。
この方法を知れば、複数のメールアドレスを作成しながら効率よくメールの管理ができるようになります。
目次
エックスサーバーで作成した複数のメールアドレスからの受信を1つにまとめる設定方法
設定の方法は2つです。
二種類の設定方法
②Gmailにエックスサーバーで作成したメールアドレスのメールを転送させる方法
それぞれ簡単に説明していきます。
①エックスサーバーで作成した1つのメールアドレスにすべてのメールを転送させる方法
エックスサーバーで作成した複数のメールアドレスのうち、メインとなるメールアドレスを1つ決めます。
そこにすべてのメールアドレスで受信されたメールを転送させてしまう方法です。
転送されたメールは、元のメールボックスに残らないように設定することもできるので、わざわざログインして削除する必要がなくなります。
設定方法は、
まず、エックスサーバーのサーバーパネルにログインします。
「メール」にある「メールアカウント設定」をクリックします。
メインにするメールアドレスのドメインの「選択する」をクリックします。
今まで作成した複数のメールアドレスから、すべてのメールを受信するためのメインアドレスを決めます。
わかりやすく説明するために、今回は以下のメールアドレスをメインアドレスに設定するやり方で説明していきたいと思います。
ちなみにメインアドレスはすでに作成してあるメールアドレスの中から選ぶ感じです。
新たにメインのメールアドレスを作成したい場合には、前もって作成しておいてください。
それでは、メインアドレスに転送させるための設定を行います。
転送させるメールアドレスの横にある「転送」をクリックします。
下にある「転送先アドレス」の空欄に、上のメインアドレスを入力し、「転送設定の追加」をクリックします。
「転送設定に戻る」をクリックして、転送設定画面に戻ります。
転送先の欄にメインアドレスが表示されていることを確認します。
以下のように表示されていれば、転送の設定は完了です。
今度は、メールボックスに転送された後のメールを残すかどうかの設定を行います。
転送した後のメールがメールボックスに残してしまっては無駄に容量を使ってしまうので、転送した後はメールが残らないように設定をします。
「設定の変更」をクリックします。
「設定の変更(確定)」をクリックします。
「転送設定に戻る」をクリックして、転送設定画面に戻ります。
「メールボックスに残すかどうかの設定」欄に「残さない」と表示されていることを確認します。
「残さない」と表示されていれば、設定は完了です。
この設定方法を使って、エックスサーバーで作成したすべてのメールアドレスごとに設定していけば、1つのメアドに受信メールをまとめることが可能です。
以上で、すべてのメアドで受信されたメールを1つにまとめる設定と、転送された後のメールをメールボックスに残さないようにするための設定は終了です。
②Gmailにエックスサーバーで作成したメールアドレスのメールを転送させる方法
次に、もう1つの設定方法である、エックスサーバーで受信するすべてのメールをGmailにまとめてしまうという設定です。
こちらも、転送されたメールを元のメールボックスに残らないように設定することができるので、エックスサーバー側の容量を減らさずにメールの管理ができるようになります。
まず、Gmailにログインします。
右上にある歯車マークの「設定」をクリックし、「すべての設定を表示」をクリックします。
上部メニューにある「アカウントとインポート」をクリックします。
「他のアカウントでメールを確認」というところの「メールアカウントを追加する」をクリックします。
Gmailに転送させるメールアドレスを入力し、「次へ」をクリックします。
「他のアカウントからメールを読み込む(POP3)」にチェックが付いていることを確認して、「次へ」をクリックします。
Gmailに転送するために必要な情報を入力します。
下記を参考に入力し、「アカウントを追加」をクリックします。
■ユーザー名:転送させるメールアドレスを入力
■パスワード:メールアドレスを作成した時に設定したパスワード(メールボックスにログインするために入力するパスワード)を入力
■POPサーバー:サーバーパネルの[サーバー情報]に記載されている[ホスト名](sv***.xserver.jp)を入力
■ポート:995を選択
■[メールの取得にセキュリティで保護された接続(SSL)を使用する]にチェックを入れる
これで、Gmailに転送するための設定が完了です。
次に、Gmailから設定したメールアドレスでメールを送信できるように設定します。
Gmailからメールを送信しないという方は、「いいえ」にチェックを入れ、設定を完了させてください。
Gmailからメールを送信したいという方は、「はい」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。
「名前」とは、差出人として受信者に表示される名前なので任意で入力して、「エイリアスとして扱います。」のチェックを外したら、「次のステップ」をクリックします。
下記を参考に入力し、「アカウントを追加」をクリックします。
■SMTPサーバー:サーバーパネルの[サーバー情報]に記載されている[ホスト名](sv***.xserver.jp)を入力
■ユーザー名:転送させるメールアドレスを入力
■パスワード:メールアドレスを作成した時に設定したパスワード(メールボックスにログインするために入力するパスワード)を入力
■ポート:465を選択
■[SSL を使用したセキュリティで保護された接続(推奨)]にチェックを入れて、[TLS を使用したセキュリティで保護された接続]のチェックを外します。
確認コードを入力するための画面が表示されます。
Gmailから確認コードが記載されたメールが送られてくるので、メールを確認します。
以下のような、確認コードが記載されたメールが届きます。
メールに記載されている確認コードを入力し、「確認」をクリックします。(メール内の承認リンクをクリックしても承認されます。)
これで、Gmailから設定したメールアドレスでメール送信するための設定は完了です。
Gmailの設定画面の[他のアカウントでメールを確認]に、メールアドレスが追加されていればOKです。
この設定方法を使って、エックスサーバーで作成したすべてのメールアドレスごとに設定していけば、すべての受信メールをGmailにまとめることが可能です。
まとめ:エックスサーバーで作成した複数のメールアドレスからの受信を1つにまとめる設定方法
今回は、エックスサーバーで作成した複数のメアドから受信されるメールを、1つにまとめる方法について書いてみました。
まとめると、設定の方法は2つです。
その2:Gmailにすべてのメールを転送させる方法
どちらの方法を選択しても、特に問題はありません。
あるとすれば、今までどのようにメールを管理していたかだけの問題です。
すでにエックスサーバーのWEBメール内でメールをフォルダ分けしているのであれば、エックスサーバー内で転送させればいいでしょうし、エックスサーバー以外にも他のメールを受信しているのであれば、Gmailに転送してまとめたほうが一括管理ができていいと思います。
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