こんにちは、専業アフィリエイターの孔雀です。
この記事では、2020年に実施されたGoogleコアアップデートから学ぶ今後のSEO対策について感じたことを書いてみたいと思います。
先日、こんなツイートをしました。
Googleの検索アルゴリズムは明らかに進化しているのがわかる。
2020年初のコアアップデートがあった前後で比較してみました。滞在時間、ページ/セッションが上昇しているところから、情報を求めているユーザーにマッチした記事だけが上位表示していると言える。余計なユーザーを集客させないみたいな。 pic.twitter.com/JZbpTJPGtt— 孔雀@専業アフィリエイター (@kujaku_kujaku) January 29, 2020
ツイートの通りですが、今回のコアアップデートによって検索アルゴリズムがかなり優秀なものになってきていると感じました。
全体のアクセス数がガクンと下げられましたが、滞在時間、ページ/セッションの数値がかなり改善されてるんですよね。
つまり、キーワードの検索意図にマッチした記事の順位が上がって、検索意図から外れた記事の順位が落とされたということなのかなと。
もっとわかりやすく書くと、検索してきた人に適切な答えを返す記事だけが、検索エンジンから拾われやすくなっているということなのだと思います。
そして、検索意図がわかりやすい記事ほど、単一のキーワードではなく、3語、4語といった複数のキーワード群になりやすく、そういったキーワードほど検索ボリュームが少なくなるということにも注目してほしいです。
これだと、検索アルゴリズムが優秀なものになったとしても、検索エンジンから大きくアクセスを集めるのが難しくなりますね。
こんな現状を何とか打開するために、これから個人ブロガーがどのようにしてブログからのアクセスを集めればいいのかについて、私なりの解決策を述べてみたいと思います。
ちなみに、これから記事の中で書いていく対策については、私自身の勝手な思い込みも含まれていますので、参考程度に読んでいただきたいです。
目次
2020年のGoogleコアアップデートによって変化したSEOの現状とは?
まずは、現在のGoogleアルゴリズムの現状についてまとめてみます。
2020年のGoogleコアアップデートによって変化したSEOの特徴を私なりに分析してみると、以下のような感じかなあと思います。
現状のSEOの特徴
- 単一キーワードでの上位表示が見込めなくなった
- 検索エンジンの最適解がわかりずらくなり、分析しにくくなった
- 検索エンジンの精度と信頼性が低下している(?)
1つずつ、説明していきます。
単一キーワードでの上位表示が見込めなくなった
理由は、権威性(E-A-T)重視のアルゴリズムへと変わってしまったからです。
今、商標名(商品名、サービス名)のみで検索をかけるとわかりますが、上位表示されるのは公式サイトやAmazon、楽天といった、直接商品を販売しているサイト群です。
また、E-A-Tの強いサイトや記事でなければ上位表示できないジャンルも増えてきています。
たくさんの被リンクがあり、ドメインパワーの強いサイトやブログでなければ、単一キーワードでの上位表示はもはや困難な状況です。
もちろん、2語、3語といったキーワードを組み合わせてニッチなところを攻めるといった戦略も可能ですが、そこを狙ってうまくいくかどうかも時間の問題でしょう。
ニッチなところといっても、いずれイス取りゲームのように枠がなくなっていくことは容易に想像できます。
少ない枠があったとしても、そこをわざわざ探しに行く時間と手間を考えると、もはや非効率なやり方かなあと思ってしまいます。
検索エンジンの最適解がわかりずらくなり、分析しにくくなった
2020年に入ってからのGoogleアップデートは、今までにないほど頻繁に行われるようになってます。
せっかく記事のリライトをしても、その効果を確認する暇もなく、次のアップデートが行われてしまう始末です。
もはや、GRCなどで順位チェックする意味もなくなってしまうほどのスピード感です。
データがまともに取れない状況では、何が正しいのかといった最適解も当然わからないままです。
これでは分析のしようがないです。
検索エンジンの精度と信頼性が低下している(?)
最近になって感じるのが、そもそも検索エンジンを使っている人が少なくなってきているのでは?ということです。
検索結果にYouTube動画が表示されるようになったり、リスティング広告枠も以前よりも増えています。
もともとユーザーにとって邪魔な広告枠を増やすということは確実にユーザビリティを損ねてると思います。
そして、YouTube動画は基本的にYouTube内で検索できるので、Googleの検索エンジンに表示させるのはどうかと思います。
明らかに、Googleの検索エンジンからユーザー離れが起きているのでは?と感じざるを得ません。
2020年のGoogleコアアップデートから学ぶ今後のSEO対策は?
結論から書いてしまうと、「アルゴリズムを追いかけるのはやめて、ユーザー志向にのみ徹底してコンテンツを作り込んでいくこと」、これが一番いい対策なのかなあと感じてます
上記で書いたようなSEOの現状を考えると、もはや検索エンジンのアルゴリズムを追いかけていくようなアプローチでは、本当にいいコンテンツが生み出せないのでは?ということです。
ならば、今後どのようにしてSEOと向き合い、ブログにアクセスを集めるようにしていけばいいのか?
私なりのポイントを挙げてみます。
ポイントとなるのは、以下の3つです。
今後のSEO対策は?
- SEOに寄せていくというアプローチではなく、必然的に検索エンジンから拾ってもらうという発想に切り替える
- SEOの基本だけを抑えたら、あとは独自の視点で思うがままに記事を書き殴る
- 集客はブログだけでなくSNSと連携させる
1つずつ、説明していきます。
SEOに寄せていくというアプローチではなく、必然的に検索エンジンから拾ってもらうという発想に切り替える
今までのSEOは、選定するキーワードごとに上位表示されている記事を分析して、配信者自身がSEOに寄せていくというアプローチでした。
そうすることによって、比較的上位に食い込みやすい傾向にあったと思います。
ところが、現在の検索エンジンは、上位表示されている記事に寄せていったとしても、単純に順位を上げられるほど簡単なものではなくなってきています。
そして、検索結果に多様性を持たせるようになってきており、同じようなコンテンツを上げてみたところで上位表示が狙いずらくなってきてるのも事実です。
一時期は、記事内の網羅性が大事だと言われていましたが、今ではそのような記事の書き方はむしろ逆効果。
検索意図から外れたコンテンツとみなされて順位を落とす傾向にあります。
つまり、これをすれば上位表示できるといった最適解が分かりずらくなってきているということです。
なので、今までのようにSEOに寄せていくアプローチだと、確実に時間と労力を消耗してしまうでしょう。
だったら、初めからSEOに寄せていくアプローチはせずに、ユーザー志向にのみ切り変えて記事を書いていったほうが早道なのでは?という結論に至ったわけです。
まさに、「Googleが掲げる10の事実」の中で語られている1つ目の項目に合致する部分ですね。
SEOの基本だけを抑えたら、あとは独自の視点で思うがままに記事を書き殴ること
とはいうものの、SEOを全く意識しないで書くというのは大きな間違いです。
なぜなら、検索エンジン側に記事の内容を伝える必要はあるからです。
例えば、以下のようなSEOの基本ルールは守るべきだと思います。
SEOの基本ルール
- タイトルや見出しに狙うべきキーワードを含ませる
- Googleクローラーが巡回しやすいような適切なカテゴリ分けと内部リンクの設置
こういった施策は機械的にできることなので、誰でも実行できるはずです。
こういった基本的な施策をした上で、狙うべきキーワードの検索意図に沿った渾身の記事を独自の視点で書き殴ればいいだけだと思います。
集客はブログだけでなくSNSと連携させる
上記の「検索エンジンの精度と信頼性が低下している(?)」部分でも触れましたが、Googleの検索エンジンがいつまでもシェアを独占しているとは限りません。
そして、現在SNSからの集客もどんどん集めていくべきです。
なぜなら、SNSの利用者数が意外に多いからです。
現在、国内のSNSの利用者数は以下のような感じになっています。
画像引用元⇒「https://www.uniad.co.jp/260204」
Googleの検索エンジンよりもツイッターやインスタグラムなどで情報を探すユーザーも増えてきていて、しかも1つのSNSしか使わないといったユーザーも増えています。
なので、こういったユーザーを積極的に集客していくべきですね。
SNSのアカウントを育ててフォロワーを増やしていけば、検索エンジンでは拾えないようなユーザーも集客できるようになるはずです。
これからは、ブログとSNSを連携させて集客するのが堅実です。
まとめ
今回は、これから個人ブロガーがどのようにしてブログからのアクセスを集めればいいのかについて、私なりの解決策を述べてみました。
結論としては、「アルゴリズムを追いかけるのはやめて、ユーザー志向にのみ徹底してコンテンツを作り込んでいくこと」、これに尽きると思います。