こんにちは、孔雀です。
これからアフィリエイトを始めようとする人が、アフィリエイトについての情報を調べる時に「アフィリエイトとは」「アフィリエイト 始め方」などというキーワードを打ち込んで検索をかけると思います。
その時に出てくるキーワード「アフィリエイトASP」という英文字に、???となる初心者も多いのではないでしょうか。
アフィリエイトに関する知識もない人に、
”アフィリエイトを始めるにはアフィリエイトASPへの登録が必要です”
などと書かれていたりすると、余計に不安に思うはずです。
登録して大丈夫なのだろうか?・・・と。
今日は、アフィリエイト初心者がアフィリエイトASPについて疑問に思っていることを解決してもらうための記事になります。
私も10年以上前にアフィリエイトを始めようと思った時に、アフィリエイトASPという聞き慣れない言葉のせいで、アフィリエイトというものに対して抵抗を感じたのを覚えています。
なので、当時のことを振り返りながら私自身が感じたアフィリエイトASPに対する疑問を思い出し、これからアフィリエイトを始めようとしている方にわかりやすく説明できたらなあと思い、この記事を書いています。
これからアフィリエイトを始めようとしている方が、この記事を読んでアフィリエイトASPに対する疑問を解消してもらい、アフィリエイトのスタートラインにスムーズに立てるようになってもらえるとうれしいです。
目次
アフィリエイトASPとは?どんな仕組みで報酬が発生するのか?
アフィリエイトASPとは、アフィリエイト・サービス・プロバイダ(Affiliate Service Provider)の頭文字を取った略です。
こんな風に書いてしまうと余計に難しく見えるかもしれませんが、正しく理解してもらうために敢えてしっかりとした文章での説明を記載しておきます。
広告主 (EC) は、ASPを仲介にして、個人・法人が運営するウェブサイトでの広告掲載を依頼し、結果として広告のクリックや掲載商品の購入などあらかじめ設定された成果条件にいたった際に成果報酬としてアフィリエイトサイトに広告料を支払う成功報酬型広告である。アフィリエイト・サービス・プロバイダ - Wikipedia
わかりやすく説明するなら、
アフィリエイトASPとは、アフィリエイター(アフィリエイトする側)と広告主(広告を提供する側)の間に入って、広告や資金・報酬の管理システムなどを提供してくれる仲介業(広告代理業)のことを言います。
下の図で説明すると、真ん中にいるのがアフィリエイトASPということになります。
アフィリエイトASPが存在する意味は?
アフィリエイターと広告主の間にアフィリエイトASPが入っていないと、様々な問題が発生します。
まず、アフィリエイトASPが入っていないと広告や資金・報酬などを管理するシステムをアフィリエイターか、広告主かで用意する必要が出てきます。
このシステムを導入するには莫大な資金がかかってしまいます。
この金額は、個人のアフィリエイターが負担できるような金額ではありません。
なので、たくさんのアフィリエイターと広告主を一括でまとめて管理できるアフィリエイトASPのシステムが必要になるわけです。
そして、アフィリエイターにとって一番重要な問題は、報酬の支払いに関する広告主の不正です。
アフィリエイトASPが入っていないと広告主が不正を行ってもアフィリエイターは気付けないというところです。
つまり、アフィリエイターのサイト経由で商品が買われたとしても、商品が買われていないように広告主が装うことができてしまうということです。
これは、とても恐ろしいことです。
なので、アフィリエイターと広告主の間には、第三者という立場であるアフィリエイトASPの仲介が必要不可欠になります。
アフィリエイトASPの種類は?
アフィリエイトASPの種類には、大きく分けて2種類あります。
それは、クリック報酬型アフィリエイトASPと成果報酬型アフィリエイトASPです。
その中でも、成果報酬型アフィリエイトASPは、取り扱う広告のジャンルによって、また細かく分類されていきます。
クリック報酬型アフィリエイトASP
クリック報酬型アフィリエイトASPとは、広告がクリックされるごとに支払われるアフィリエイトASPです。
クリック報酬型アフィリエイトASPとして有名なのが、Googleアドセンスです。
他にもたくさんのクリック報酬型アフィリエイトASPが存在していますが、Googleアドセンスに比べるとクリック単価が低いので、クリック報酬型アフィリエイトで稼ぐほとんどの人は、このGoogleアドセンスを使っています。
成果報酬型アフィリエイトASP
成果報酬型アフィリエイトASPとは、広告を経由して商品やサービスの申し込みが発生した時に支払われるアフィリエイトASPです。
成果報酬型アフィリエイトASPは、物販系案件に特化したASPと、サービス系案件と物販系案件の両方を取り扱う総合ASPがあります。
・楽天市場・Amazon・電脳卸
⇒「楽天アフィリエイトのやり方」
⇒「Amazonアフィリエイトのやり方」
<サービス系案件と物販系案件の両方を取り扱う総合ASP>
・A8ネット・バリューコマース・afb・もしもアフィリエイト
⇒「A8ネットのやり方」
⇒「afbのやり方」
⇒「もしもアフィリエイトのやり方」
どのアフィリエイトASPへの登録も基本無料
実際に登録となるとお金がかかりそうなイメージがありますが、お金がかかるのは広告の掲載を依頼する広告主側だけです。
アフィリエイターとして、アフィリエイトASPに登録する場合にはお金がかかることはありません。
私の知っているアフィリエイトASPの中で、登録にお金がかかるようなASPは聞いたことがありません。
どのアフィリエイトASPに登録する場合も基本無料で行えます。
アフィリエイトASPへの登録に必要なものは?
アフィリエイトASPへの登録に必要なものは、以下の3つだけです。
・登録用のメールアドレス
・報酬を受け取るための銀行口座情報
登録用のメールアドレスは、フリーメールでも登録できます。
しかし、ASPから重要な内容のメール(記事修正依頼やメンテナンス障害情報、報酬発生などのメール)が送られてくる可能性があるので、頻繁に確認できるメールアドレスにしておいたほうがいいです。
銀行口座情報は報酬が発生した時に振り込んでもらうための口座なので、これを登録しておかなければ報酬を受け取ることができません。
なので、絶対に必要なものです。
ASPによっては、銀行口座情報は後から登録することも可能です。
アフィリエイトASPのサイト(ブログ)審査について
審査については、登録時にASPが行うサイト審査と、広告主が行うサイト審査の2種類があります。
この2種類の審査について解説します。
登録時にASPが行うサイト審査
ほとんどのアフィリエイトASPでは、登録する際に広告を掲載するためのサイトが適切に運営されているかどうかの審査が行われます。(A8ネットのみ登録時の審査なし)
このASP側の審査に合格しなければ、そのASPでの広告を利用することができません。
なので、ASPに登録する際は、各ASPでの審査基準を満たすサイトに仕上げてから登録しなければいけません。
細かい審査内容については、各アフィリエイトASPによって異なりますが、基本ベースとなる部分についてはそんなに違いはないと思います。
ちなみに、もっとも審査が厳しいGoogleアドセンスが求めている「AdSenseコンテンツポリシー」の禁止コンテンツには、以下のような記述があります。
その他に、審査に影響を与えそうな内容をまとめると、以下のようなものになります。
・コピーサイト、オリジナルな内容が含まれていないサイト
・著作権を侵害しているサイト
・肖像権やパブリシティ権を侵害しているサイト
・リスティング広告(検索連動型広告)違反をしているサイト
・サイトプロフィールの情報に嘘があるサイト
・虚偽のランキング、誤認を与えるランキングを表示しているサイト
・非公開情報を公開しているサイト
特に、Googleアドセンス、Amazonのサイト審査は厳しいと評判なので、しっかりと対策した上で登録する必要があります。
Googleアドセンスの審査の場合は、ある程度の期間を要して更新状況までもチェックされるので、特にしっかりと準備してから審査に臨む必要があります。
ちなみに、Amazonの審査がなかなか通らないという方は、総合ASP「もしもアフィリエイト」に登録してAmazonの商品をアフィリエイトをする方法もあります。
「もしもアフィリエイト」に登録したほうが、簡単に審査に通ったという方が結構多いので、そういった裏技を使う手もあります。
それ以外で私が紹介している「アフィリエイト初心者が登録すべきASP比較一覧」の中のASPでは、そんなに厳しく審査するところはないので、気軽に登録しても審査に落とされることはあまりないはずです。
広告主が行うサイト審査
広告主が行うサイト審査とは、ASPの審査に通った後にアフィリエイターが広告主の広告を使うために行われるサイト審査のことです。
つまり、広告を掲載するサイトの内容が広告にマッチしているかどうかを広告主が判断する審査とも言えます。
審査基準については各広告主によって違います。
厳しい審査基準を設けているところもあれば、提携するだけで自動審査されるような広告主もあります。
いずれにしても、最終的に広告が貼れるかどうかは、この広告主が行うサイト審査に通った広告のみが貼れるようになるということです。
複数のサイト(ブログ)をアフィリエイトASPで管理するには?
例えば、1つのアフィリエイトサイトだけでなく、2つ目、3つ目と、運営するサイトが増えていった場合、アフィリエイトASPではどのように管理していけばいいのでしょうか?
基本的にどのASPでも新規にアカウントを作成する必要はなく、1つのアカウント内でサイトを追加していくタイプがほとんどです。
1つのアカウント内で登録できるサイト数に上限があり、その上限数を超えてしまった場合には新たにアカウントを作成する必要がありますが、わざわざ1つサイトが増えるごとに新規にアカウントを作成していく必要はないということです。
※A8ネットは1アカウント500サイトまで登録できますが、1人1アカウントしか作成できません。
アフィリエイトASPの広告主の報酬形態で注意しておくべきポイント
アフィリエイターなら広告主の報酬形態をよく理解しておくことも大切です。
次の2つの項目は報酬に直結するものなので、しっかりと理解しておきましょう。
・再訪問期間
承認率
承認率とは、成果が発生した案件が承認(確定)となる割合のことです。
例えば、成果発生件数100件に対して承認数70件であれば、承認率70%ということになります。
報酬が承認されるまでの流れは、
となります。
なので、成果発生したものが、後になって否認条件を満たしてしまい非承認になるケースもよくあります。
否認条件については、広告案件の詳細ページに記載されている場合があるので、よく確認しておくことです。
成果が発生しても、上記のような否認条件を満たすと非承認になります。
再訪問期間
再訪問期間とは、広告をクリックした訪問者がその時に注文せずに、何日後かたった後に注文した場合でも成果として認められる期間のことです。
例えば、再訪問期間30日の場合なら、クリックした日から30日以内の注文であれば、成果として計上してもらえるということです。
しかし、その30日以内に違うアフィリエイターの広告リンクがクリックされてしまった場合には無効となってしまいます。
再訪問期間は、各ASPで決められている場合や、広告案件ごとに設定されている場合もあります。
ちなみに、楽天の再訪問期間は30日、Amazonは24時間となっています。
まとめ
今回は、アフィリエイト初心者がアフィリエイトASPについて疑問に思っていることをまとめて、自分なりの見解で回答してみました。
今回の記事を簡潔にまとめていきます。
アフィリエイトASPとは、アフィリエイターと広告主の間に入って、広告や資金・報酬の管理システムなどを提供してくれる仲介業(広告代理業)のことを言います。
アフィリエイターは広告主との間にアフィリエイトASPが入ってくれることで、システムの投資が必要なくなり、広告主の不正も防止できるというメリットがあります。
アフィリエイトASPの種類は、Googleアドセンスなどのクリック報酬型アフィリエイトASPと、A8ネットや楽天市場、Amazonなどの成果報酬型アフィリエイトASPに分けられ、すべて無料で登録することができます。
ASPの登録にはサイト審査があり、各ASPでの審査基準を満たすサイトに仕上げてからの登録が必要になります。
複数のアフィリエイトサイトを登録する場合は、基本的にどのASPでも新規にアカウントを作成する必要はなく、1つのアカウント内でサイトを追加していくタイプがほとんどです。
そして、アフィリエイトの報酬は、成果発生すべてが承認(確定)されるわけではなく、広告案件ごとに設定されている否認条件を満たすと成果がキャンセルされることもあります。
そして、広告をクリックされた時に注文されなくても、何日後かたった後に注文した場合でも成果として認められる再訪問期間というシステムもアフィリエイトにはあります。