こんにちは、孔雀です。
アフィリエイトで稼いでいくためには、自分の書いた記事を狙ったキーワードで上位表示させていくことが最も重要です。
それは、Googleアドセンスのクリック報酬型アフィリエイトであっても、物販・サービスを売っていく成果報酬型のアフィリエイトであっても同じことです。
どちらも、検索エンジンでの検索順位を上げなければ、報酬を伸ばすことはできません。
しかし、自分の書いた記事を狙ったキーワードで上位表示させていくためには、まず検索エンジンがどのような判断基準で順位を決定しているのかをしっかりと理解する必要があります。
これを理解しないまま、ただやみくもに記事を書いても、上位表示できない中途半端な記事が量産されていくだけです。
ブログ記事が上位表示されるのには、上位表示されるだけのきちんとした理由があります。
今回は、ブログ記事が上位表示する仕組みと、自分レベルでできるブログ記事の検索順位を上げていくSEO対策の方法について書いてみたいと思います。
目次
ブログ記事の検索順位を上げるSEO対策とは?
まずは、SEO対策について理解しておく必要があります。
SEO対策とは、「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の頭文字を取ったもので、検索エンジンに上位表示されるように検索エンジンに沿った記事(ページ)を意図的に作り込んでいくことです。
ブログの記の検索順位を上げるためには、検索エンジンのアルゴリズム(順位を決定する判断基準)に合わせて記事を作り込んでいく必要があります。
アフィリエイトで稼いでいる人のほとんどが、このSEO対策をしっかり行って記事を書いています。
現在、様々な検索エンジンで使われているアルゴリズムはGoogleのものが使用されています。
なので、主にGoogleでの検索エンジン対策を行っていくことで、あらゆる検索エンジンでのSEO対策の効果が期待できます。
しかし、検索エンジンのアルゴリズムは常に新しいものへとアップデートを繰り返しながら、どんどん進化を遂げています。
なので、対策してもまた新しいアルゴリズムに変化してしまうので、対策と言っても終わりのないイタチごっこのようなものです。
過去に実施されたアルゴリズムの大きなアップデートは、以下のようなものです。
- ペンギンアップデート・・・低品質な被リンク(自作自演リンク)の付いた記事の評価を下げる。
- パンダアップデート・・・低品質なコンテンツ記事の評価を下げる。
- フレッドアップデート・・・さらに低品質なコンテンツ記事の評価を下げる。
- 医療健康ジャンルアップデート・・・医療健康ジャンルにおいて信頼性の薄い記事の評価を下げる。(YMYL)
この記事を執筆している今も、Googleの大変動が行われている最中です。
最近では、とくにYMYLに関するジャンルにおいて、Googleは信憑性のないサイトの評価をどんどん下げていく傾向にあります。
YMYLとは、「Your Money or Your Life」の略で、人の生活に直接影響を当たえるようなジャンル(お金、医療、健康など)のことです。
こういったジャンルを扱うブログを運営する場合は、しっかりと根拠に基づいた内容にしていかなければいけません。
このように、検索エンジンのアルゴリズムは、検索者のユーザビリティ向上を目的に、常に新しいものへと改善され続けているということです。
関連リンク
そして、今後様々なアップデートが行われていく可能性があります。
しかし、どんなアップデートが行われようが、それに沿った対策を常に講じていかなければアフィリエイトで稼ぎ続けることはできません。
なので、アフィリエイターにとってSEO対策とは、ブログ記事を上位表示させるために永遠にやり続けなければいけない作業ということになります。
各記事の検索順位を上げるためにGoogleの検索エンジンが重要視している判断基準
SEO対策の方法を実践する前に、まずはGoogleの検索エンジンが何を基準に検索順位を上げているのかを理解しておきましょう。
現在、Googleの検索エンジンが順位を決定するために重要視している項目は、全部で200以上あると言われています。
詳しくは、下記の海外サイトのページをご覧ください。
(海外サイトのため日本語に翻訳して読んでください。)
そして、
しかし、これを1つ1つチェックしながら記事を書いていたら、膨大な時間と手間がかかってしまいます。
なので、この記事では判断基準をもっとわかりやすくするために、2つの項目に絞ってみます。
それが、「コンテンツの最適化」と「ドメインパワー」です。
検索順位を決定する判断基準1:コンテンツの最適化
コンテンツの最適化と書いてしまうと難しく感じてしまいますが、簡単に説明すると、記事のタイトルと記事の内容(中身)がきちんとマッチングしているかどうか、ということです。
検索エンジンがブログ記事の内容を理解するのは、タイトル内に含まれるキーワードです。
タイトル内に含まれるキーワードから、検索エンジンはブログ記事の内容を理解しようとしています。
と同時に、そのキーワードを優先して検索順位を高く付けようとしています。
「記事タイトルに狙ったキーワードを含ませる」
とよく言われているのはこのためです。
そして、タイトル内に含まれるキーワードを元に、記事の内容がマッチングされていれば、検索エンジンはそのキーワードでの順位を上げようとします。
なので、「○○(商品)の口コミ」というタイトルの記事に、「○○(商品)に含まれる成分」について説明する内容の記事を書いてはいけないということです。
書いてはいけないわけではありませんが、口コミというタイトルの記事に、成分の説明がメインとなるように書いてはいけないということです。
これでは、記事のタイトルに対しての内容(中身)がズレていまっています。
このように、タイトルと内容がマッチングされない記事になっていると、検索エンジンはそのキーワードでの適切な内容が書かれていないと判断して、検索順位を下げようとします。
なので、「○○(商品)の口コミ」というタイトルの記事には、「○○(商品)の口コミ」に関する記事を書くべきです。
そして、「○○(商品)に含まれる成分」について説明する内容の記事を書くのであれば、記事のタイトルは「○○(商品)の成分」とすべきなのです。
これが、検索順位を決定する判断基準として挙げた、コンテンツの最適化です。
つまり、記事に設定したタイトルと内容(中身)をマッチングさせることが、検索順位を上げるのに欠かせないということです。
細かい所まで説明しようとすると、もっとたくさん書かなければいけなくなるので、ここでは割愛します。
検索順位を決定する判断基準2:ドメインパワー
もう1つ、検索順位を決定する判断基準として挙げられるのが、ドメインパワーです。
ドメインパワーとは、Googleの検索エンジンから判断したドメインごとの評価です。
ドメインパワーが強いサイト(ブログ)の特徴は、以下のようなものです。
- ドメインエイジがある(運営履歴が長い)
- インデックスされている記事数が多い
- 被リンクがたくさん付いている
- Googleのクローラーの巡回頻度が高い
実は、ドメインパワーとは正確な数値として表されるものではなく、Google側でも公表していない、とても曖昧な概念になります。
しかし、このドメインパワーという概念は、間違いなく検索エンジンの順位決定に影響を与えていることは確かです。
ビックキーワードでの上位表示は、このドメインパワーが強くなければまず実現不可能です。
これでもわかるように、ドメインパワーを強くするには、ある程度の運営履歴、記事数、被リンク数、更新頻度などが必要だということです。
「新規ブログは最低3ヶ月から半年間はなかなかアクセスが集まらない」
と言われているのは、このドメインパワーという概念があるためです。
なので、ブログを開設して3ヶ月間は、どんなにSEOを意識した記事を書いても検索順位を上げることは難しいと考えてください。
このドメインパワーも、検索順位を決定する重要な判断基準になっています。
ドメインパワーを調べる方法
「MOZ」というツールを使うと、ブログ(サイト)のドメインパワーがどの程度あるのかを数値化して調べることができます。
URLを入力して検索するだけで、そのURLに対してのドメインパワーが表示されます。
- DOMAIN AUTHORITY(ドメインオーソナリティ)・・・サイト全体のドメインパワー
- PAGE AUTHORITY(ページオーソナリティ)・・・一つ一つのページ単位でのドメインパワー
ただし、Mozのアルゴリズムで計測された数値なので、Googleが評価するドメインパワーの数値とは異なります。
なので、参考程度に使ってみてください。
SEO対策をする前に行うブログの初期設定と下準備
SEO対策をする前に、ブログ側の初期設定と下準備が必要です。
まずは、投稿したブログ記事が自動的にGoogleにインデックスされるように設定しておくようにします。
新規に投稿したブログ記事がGoogleにインデックスされるには、すでにクローラーが巡回しているブログからのリンクをたどる以外方法がありません。
特に、新しく立ち上げたばかりのブログは、クローラーの巡回頻度が低いためGoogleにインデックスされるのに時間がかかってしまいます。
なので、Googleのクローラーが巡回しやすいように、新規にブログ記事が投稿されたことを知らせるクローラー用のサイトマップと、ブログ内のリンクをスムーズに巡回させるブログ用のサイトマップの2つを作成します。
WordPressでは、「Google XML Sitemaps」(クローラー用のサイトマップ)と「PS Auto Sitemap」(ブログ用のサイトマップ)という2つのプラグインを使うと、簡単にサイトマップを作成することができます。
ブログ記事を書き始める前に、上記の初期設定と下準備は必ずしておくようにしましょう。
ブログ記事の検索順位を上げる重要な3つのSEO対策
それでは、ブログ記事の検索順位を上げるためのSEO対策の方法について書いていきます。
ブログ記事の検索順位を上げさせるために重要となるポイントは3つです。
- 検索順位を上げる対策1:上位表示させるためのキーワードを3語設定する
- 検索順位を上げる対策2:選定したキーワードをタイトルに含ませて、キーワードと記事の内容がマッチングするように文章を書いていく
- 検索順位を上げる対策3:被リンクの数を増やす
それぞれ具体的に説明していきたいと思います。
検索順位を上げる対策1:上位表示させるためのキーワードを3語設定する
まずは、記事を書く前にどんなキーワードで上位表示させたいのかを決めます。
1つの記事で選定するキーワードは、全部で3つに設定するのが理想的です。
なぜ3つにするのかというと、3つにしたほうが記事の内容が明確になって、書きやすくなるからです。
そして、検索してきた人に対して、わかりやすい記事にもなります。
例えば、以下の3つのキーワードで記事を書くことを考えてみてください。
「アフィリエイト」という1つのキーワードで記事を書くよりも、「アフィリエイト ブログ 始め方」といった3語のキーワードで記事を書くほうが、内容が明確になって書きやすいですよね。
4語のキーワードにしても構いませんが、あまり絞り込み過ぎると記事のボリュームがなくなってしまうので、設定するキーワードは3語あたりにしておくのが理想的です。
そして、この3語のキーワードの決め方も重要です。
3つのキーワードの決め方は、はじめにメインキーワードから決めていき、「メインキーワード」から関連する「2語キーワード」、「2語キーワード」から関連する「3語キーワード」というような順で決めていきます。
間違っても、関連のない3つのキーワードを拾ってきて適当に並べてはいけません。
例えば、「SEO WordPress アフィリエイト」といったように、検索されそうなキーワードを勝手に選んできて並び替えてはいけません。
キーワードの並び順は、階層として捉える必要があります。
詳しくは、「キーワード選定のコツ-うまく集客させるためのSEOの方法-」の記事をご覧ください。
なので、2語、3語のキーワードを選んでいく場合には、実際に検索されている関連キーワード取得ツールなどを使って、階層ごとに選んでいく必要があります。
3語のキーワードで上位表示されると1語目のメインキーワードでの上位表示も可能になる
3つのキーワードでの検索順位が上がってくると、2語目、1語目のメインキーワードでの順位も自然に上がってくるようになります。
例えば、
「アフィリエイト ブログ 始め方」
という3つのキーワードでの検索順位が1位になると、
「アフィリエイト ブログ」、
「アフィリエイト」
で検索された時の順位も自然に上がってくるようになります。
なので、3つのキーワードを選定する時は、最終的に1語目のメインキーワードでの上位表示が狙えるように選んでいくのが理想的です。
SEO対策2:選定したキーワードをタイトルに含ませて、キーワードと記事の内容がマッチングするように文章を書いていく
3つのキーワードを選定した後は、
「この記事は、(3つのキーワード)について書いた記事です」
ということを検索エンジンに伝えます。
検索エンジンにうまく伝えるには、選定した3つのキーワードを<title(タイトル)タグ>と<h(見出し)タグ>に含ませます。
含ませ方については、下記の記事に詳しく載せているのでご覧ください。
あとは、3つのキーワードで検索してくる検索者の意図を読み取って、記事のタイトルにマッチングするように文章を書いていくだけです。
上で説明した、検索順位を決定する判断基準であるコンテンツの最適化がうまくいっていれば、上位表示が可能になります。
検索順位を上げる対策3:被リンクの数を増やす
上位表示には、コンテンツでの勝負以外にドメインパワーの影響も受けます。
なので、しっかりと記事を書いていくことと同時にドメインパワーを強くする努力も必要です。
ドメインパワーは、記事を追加していくことでも強くなっていきますが、別のドメインからのリンクをもらうことでも強くなっていきます。
そこで、自分でできるSEO対策として挙げられるのが、被リンク対策です。
被リンクとは、自ブログに張られた他ブログ(違うドメイン)からのリンクのことです。
簡単に言うと、被リンクは人気投票のようなものです。
この被リンクが多く張られたブログほど、価値あるブログと判断されて検索エンジンの順位を押し上げる傾向にあります。
被リンクは自然に増やしていくのが理想的ですが、サテライトサイト(被リンクを送るためのサイト)などを作成して、意図的に増やしていくことも可能です。
なので、メインブログの運営と並行して、被リンクを送るためのサテライトサイトも同時に運営していくと、メインブログの被リンクを増やしていくことができます。
ただし、こういったブラックハットSEOを実行する場合、間違ったやり方をするとGoogleからのペナルティーを受けて検索順位を下げてしまうリスクもあります。
なので、ブログ初心者の段階では、自ブログの記事を追加していくことでドメインパワーを強くしていく、ホワイトハットSEOで攻めるほうが安全です。
※ホワイトハットSEO・・・被リンクの操作を行わず、コンテンツのみで検索エンジンの順位を上げようとするSEO対策
記事を投稿した後のメンテナンスも大事なSEO対策
ブログ記事は、投稿したら終わりというわけではありません。
投稿した後も、狙っているキーワードでの検索順位のチェックを定期的に行って、継続的に順位を上げる努力が必要です。
なので、新規に記事を書くことと同じくらい、既存の記事のメンテナンスにも時間をかけることが大切です。
「既存の記事の修正をしたら、急にアクセスが集まるようになった」
という話をよく聞きますし、私自身も体験済みです。
そのためにも、既存の記事の検索順位は常にチェックをして、あらゆる記事で上位表示をキープできるようにしておくことが大切です。
検索順位のチェックにはGRCがおすすめ
GRCとは、指定したキーワードでの検索順位を記事単位でチェックできる便利なツールです。
このツールは有料ツールになりますが、このツールを使うことで、500記事、1000記事での狙ったキーワードでの検索順位を毎日チェックして表示してくれます。
しかも、すべての記事の検索順位のデータを1年間保存してくれるので、検索順位の変動も把握できて便利です。
まとめ
今回は、ブログ記事が上位表示する仕組みと、自分レベルでできるブログ記事の検索順位を上げる対策について書いてみました。
ブログ記事が上位表示されるのには、上位表示されるだけのきちんとした理由があります。
その理由をしっかりと理解することで、上位表示されるためのSEO対策が可能になります。
SEO対策の方法は、検索エンジンのアルゴリズムの変化によって常に変わっていくものなので、それに対応しながら面倒がらずに対策していかなければいけません。
対策していくことで、上位表示するための方法が少しずつわかるようになってきます。
SEO対策は、わざわざ専門業者に任せなくても自分レベルでも全然できてしまう対策です。